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2018.04.14 Saturday

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    止むことの無いぎくしゃくとしたリズム

    2004.12.17 Friday

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      家の前はバスの操車場になっていて、コンクリだけれどちょっとした空き地になっている。今日もまた、その操車場の壁に向かって、懸命にサッカーボールを蹴り続ける音がしている。キック、跳ね返りをトラップ、ボールをコントロールして、狙ったところにまたキック、トラップ、キック、、止むことの無いぎくしゃくとしたリズム。すっかり日が落ちた、冬の暗闇の中、一人だけの崇高な反復運動。それだけが、彼の生を証だてている。

      そして自分も、こうしてぎくしゃくと、錆びてきしんだような音をたてながら、飽くことも無く生のリズムを奏でている。

      太陽は邪魔をしない

      2004.12.05 Sunday

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        今日の空は なんだかとても 深く 濃く 際限なしに広く
        その青さを見つめていても 誰にも咎められそうになかったので
        しなびた体を目一杯に伸ばして 自分の影を天上に探した

        太陽は邪魔をしない 太陽は小さな眼を灼かない 太陽は真実だけを炙り出す

        こんなに瑕一つない 空に引き比べた我が身に ひとつ またひとつと
        そうかおまえらか 忘れられた傷みたち 青い哀しみにさそわれたか
        いくつもの いくつもの 隠しようのない傷が 紅く紅く浮かび上がった

        夢想していた無垢な自分が 紅く 紅く 焼け落ちて灰になり 空に飛び散って手のひらをすり抜けた

        太陽は邪魔をしない 深く 濃く 際限なしに広い この空は瑕一つない

        わけもなく

        2004.11.08 Monday

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          慌ただしく夕暮れは色を燃やし尽くし、午後も6時を過ぎると空に星が見えている。
          はっとすると、暗闇が周りを包んでいる。ふとわけもなく目を閉じて、過ぎ去ろうとしている現在に思いをはせる。
          ビルの間を流れる風の中に、落ちたプラタナスの葉が擦れる音が混じっている。

          この風の中、どこかに答えが吹かれているのだろうか。
          わたしの幼い胸が長年抱え続けている疑問に、たとえ風が答えを囁いたとしても、わたしは承服しない。
          わけもなく、ものわかりがわるく、生まれてこの方風邪ばかり引いている。

          わけもなく、わたしはただ、暗闇の中を彷徨う落ち葉でいたいのだ。

          あなたがいるから

          2004.10.07 Thursday

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            あなたが笑っているのを見ることができれば、それは俺の喜びで、
            あなたが悲しみにくれている日があれば、俺は一日浮かない顔。

            遠く、深く、暗く、

            仕方ない、仕方ない、今は仕方が無い。

            あなたを救おうと手を伸ばしても、その手はきっとあなたには、自分を襲う槍に見えるだろうから。

            追わない、追わない、今は追いかけない。

            あなたのことを知っている。あなたのことを考えている。
            あなたの苦しんでいることを知る奴が、今ここにいる、ただそれだけを、俺はあなたに伝えたいんだ。

            どうか届いて。
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