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2018.04.14 Saturday

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    ハリウッド、マジでヤバい。

    2007.02.27 Tuesday

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      2007年度アカデミー賞・作品賞は... 「ディパーテッド!」(満場の拍手喝采)

      一方その頃、アジアの映画関係者及び映画好きは皆、「エエエエエ!」と思ったはず。というのも、(皆様ご存知の通り)この作品、2002年の傑作香港映画「インファナル・アフェア」のリメイクだから。

      元ネタは外国語映画賞にノミネートすらされなかったにも関わらず、リメイクはアカデミー作品賞。

      いや、分かってるんです。アカデミー賞なんかに口を挟むなんて今更野暮の極みだし、今回のこの賞は「スコセッシ今までお疲れさま」という「功労賞」的な意味合いの強いものだということは。

      なにしろ、「無冠の帝王」(だった)スコセッシは、「タクシードライバー」(’76年)「レイジングブル」(’80年)という傑作をものにしながら、前者は「ロッキー」に敗れ、後者はレッドフォードの監督第一作「普通の人々」に敗れるという可哀想な人。仮に現在投票が行われるならば、二本とも作品賞大本命でしょう。

      ただ、76年当時、「タクシードライバー」は「賛否両論の問題作」であり、「ロッキー」は純粋に「良い映画」だった。(ロッキー、自分は好きです。今観ても熱くなります。)80年は、人気俳優だったロバート・レッドフォードが、「平凡な家庭の崩壊」というアメリカ人が大好きなテーマで(’99作品賞の「アメリカン・ビューティー」もこれですね)、メリハリの利いた佳作を撮ってしまった。雰囲気は、「レッドフォードの才能って凄い!」の一色。

      不運の監督に今こそ賞を、、その思いは分からないではない。しかし、「ディパーテッド」で穫って、スコセッシは本当に嬉しいのか。「ギャング・オブ・ニューヨーク」「アビエイター」を観たアカデミー会員が、「スコセッシも、もうダメだな...」「死んじゃう前に、次あたりの大作であげておかないとヤバいよね...」なんて見切りをつけたのが目に浮かんで、悲しい。

      スコセッシ自身が嬉しそうにしていたのも、自分はもう「タクシードライバー」のような作品は撮れないという諦念に見えてしまい、更に悲しい。

      ここまで書いておいて、まだ観てないんですけどね、「ディパーテッド。」ただ、これでちょっと観てみたくなった。もし、もしも、「インファナル・アフェア」の、もはや伝説となった、ヤンとラウがビルの屋上で銃を突きつけ合うあの名シーンが、そのままの形で使われていたら...そのとき自分は悲し過ぎて涙をこぼすでしょう。一人の名監督の才能が完全に失われてしまったことを悼んで。

      ベテランが一線から退いた一方で、期待の若手監督達 - M.ナイト・シャマラン、デビッド・フィンチャー、ポール・トーマス・アンダーソン、スパイク・ジョーンズ、 etc... - が軒並み落ち目なので、中堅の監督が「コケない」ように手堅く作った作品で溢れるハリウッド、しかも、そのネタ元は海外の映画だったり、日本の漫画だったり。そして極めつけは、「若いポップアイコンの不在。」ジョニーデップって今年もう44歳なんだよ!とにかく、いろんな意味でハリウッドヤバい。ヤバすぎる。

      そんなことを改めて痛感した今年の "Academy Award" でした。

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      2018.04.14 Saturday

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        コメント
        「インファナル・アフェア」そんなに面白いんだ。
        今度見てみよう。
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